キャロル・キング

  • 2008/11/15(土) 23:21:57

昨日の夜、キャロル・キングのコンサートに行ってきました。
単独の来日公演としては18年ぶりです。作者も長い間待ちました。
高校時代に初めて聴いて以来、いつか生の歌を聴きたいと思い続け、
この機会をずっと待っていました。


会場は大阪厚生年金会館、席は2階最前列の中央で、ベストポジション。
Living Room Tourの名の通り、ステージにはソファとテーブルと
観葉植物が置かれ、それにピアノというとてもアットホームな雰囲気。
「お客さんを家に招いてホームパーティーをやるように、アットホームで
距離感のないステージにしたかったの。」と後にキャロルが語っていた
通りです。パフォーマーも、キャロル以外はエレアコのギターが
2本のみで、限りなくアンプラグドに近い編成でした。

そしてキャロルが満を持して登場し、
“Welcome to my living room!”と言った瞬間、涙が溢れました。
感無量っていうのはこういうのを言うんでしょうね。
テレビなんかで、コンサートで感極まって泣いてる人を見かけますが、
作者は正直、今までその心境を理解出来ないでいました。
でも、3曲目が終わるくらいまで、涙で視界が滲んで、もうぐじゅぐじゅに
なっていました。伝説のシンガーソングライターが目の前にいるのです。

それにしても、御年66歳、ブライアン・ウィルソンを見た村上春樹が
涙したと語っていたように、多少の衰えは覚悟していました。
しかし、決してお世辞ではなく、本当に30年前と変わらぬ声のままでした!
いや、CDでもこれほどパワフルなハイトーンは聴いたことがなかったです。
本当にすごい。これ以上の表現は思いつきません。

プログラムは、名盤「Tapestry(つづれおり)」からの曲が多く、
ファンには嬉しい構成でした。前半は、
“Do you remember '60s ? I'd like to sing old … anyway old songs!”
と'60年代のヒット曲をメドレーで歌ったり、
“I feel like Eagles !”とはしゃぎながらキャロル自らアコギを持って
ギター3本でカントリーソングを歌ったりもしていました。
それにしても、アコギ3本のみアレンジのSmackwater Jack
格好良かったこと!のりのりでギターを弾き、ヒールで床をガンガン
踏みながらみんなを煽り、歌う様は、これぞRock'n'Roller!でした。
そして前半の最後、Will You Love Me Tomorrow?ではまた涙ぐんで
しまいました。ファンである以上、往年の名曲を聴かされては仕方ありません。

↓ 『Tapestry(邦題:つづれおり)』
 1971年に発売され、現在までに2500万枚を売り上げています。


さすがに年のせいか、間に20分の休憩を挿むのはご愛嬌(笑)。
後半は、ニットにジーンズというほんとに部屋着のようなラフな格好でした。
しかし変幻自在のピアノアレンジなど、パフォーマンスはますます冴え渡り
(You Make Me Feel Like)A Natural Womanをファンと一緒に
歌ってくれるなど、とても充実したものでした。
流石にこの場所まで来ているだけあって、当然、歌詞など完コピな
人たちばかりでしたね。作者と同じくらいの年代の人が多かったです。
アンコールでは、So Far AwayYou've Got A Friend を続け様に
歌ってくれました。これ以上ない鉄板です。やはり涙なしでは
聴けなかったです。あの名曲を、今、聴いていると思うだけでもう。。
そして最もサプライズだったのが、アンコールのアンコールでなんと
The Loco-motionを歌っていました。
(出だしで間違え、あのキャロルが慌てていたのもサプライズでした(笑)。)
当時、キャロルの家でベビーシッターをしていたリトル・エヴァが歌い、
全米No.1になった曲です。オリジナルが聴けるとは思いませんでした。

あっという間の2時間でした。作者にとって忘れられない夜になりました。
彼女と同じ時代に生きた人には、ジミヘン、ジャニス・ジョプリン、
ジム・モリソン、シド・ヴィシャスなど、ドラッグで夭折したミュージシャンが
多くいます。刹那的に生きることがその時代の風潮の一つでした。
そんな中、キャロル・キングはとても良い年のとり方をしたと思います。
なんて格好のいい66歳。こんな年のとり方をしたいと心から思いました。
No Music, No Life!


英語が苦手な山さんですが、驚いたことに、キャロルがMCで話していた
内容がほとんどわかりました!
今勤めている会社は外資系で、日常的に英語が飛び交っています。
毎日何気なく聞いていましたが、知らず知らずのうちに、ヒアリングが
鍛えられていたんですね。社長への報告で英文と格闘していたのも
無駄ではなかったようです。
大学生の頃Stingのコンサートに行ったときはMC全然わかんなかったのにね。

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